
何を大切にしているのか。どんな店なのか。
BOQUERIAは、見た目よりも「伝わる」料理を作っています。派手な演出ではなく、素材と準備と空間で勝負してきました。お客様の声と、私たちの姿勢。その間にある“すれ違い”を埋めたくて、少し長い文章を書きました。興味を持ってくださった方に、最後まで届けば嬉しいです。
Vanity is a lie, a dinner without lies.
虚栄心は偽りである、嘘のないディナーを
料理とは、素材と向き合い、誠実に調理し、まっすぐに届けること。見せるためではなく、伝わるための一皿を。 BOQUERIAは、富山湾の豊かな素材と地中海の知恵が融合した、静かで力強いレストランです。2010年の創業以来、「すべての人の胃袋を満たす場所」を目指し、歩みを続けてきました。 かつては“spice up your days”を掲げ、外食=非日常体験としての刺激を届けてきましたが、今は「日常か非日常かを決めるのはお客様」と考えています。 何かを足すのではなく、余計なものを削ぎ落とす。その姿勢が、素材の声をまっすぐに伝えると信じています。 料理の向こうに流れる空気、時間、人の温度。そうした気配までを含めて、BOQUERIAの“商品”です。 魚津で、“来てよかった”と感じられる一皿を。 BOQUERIAは、そんな体験を丁寧に積み重ねています。


合理と誠実の設計
一人で回せる店には、理由がある
BOQUERIAは、あえて“一人で運営する”ことを前提に設計された空間です。導線、設備、仕組み化を徹底し、急速冷凍機・真空包装機・スチームコンベクションオーブンを駆使することで、仕込みと提供を高精度に仕上げています。 また、料理のレシピはほぼ数値化されており、再現性と安定性を担保することで、誰が手を動かしてもBOQUERIAらしさが揺らがないように設計されています。 これらの技術は、手抜きではなく、“手間の先取り”。 冷凍という言葉が誤解を生むこともありますが、そこには「素材の声を閉じ込 める」最新の保存技術が生きています。 実際に多くのお客様からは「手際が良い」「動きに無駄がない」と評価されており、一人で回していることに気づかないほどスムーズだったという声もあります。技術と構造によって支えられた、この誠実な設計こそがBOQUERIAの静かな強さです。
余白とリズムのある空間
BOQUERIAの空間には、静けさと動きがやわらかく重なっています。 ステンレスのテーブルとシンプルな構成。無駄を削ぎ落とした設計に、音がゆるやかに溶け込みます。 単調なビートが、オーガニックな音色として空間に響き、スタッフの動きに自然なリズムをもたらします。 お客様からは「不思議と落ち着く」「長居したくなる」という声も多く、音と設計がもたらす心地よさが、時間の流れを少しだけゆっくりにしてくれます。 料理の音、カトラリーの触れる音、遠くの笑い声。 音に耳を澄ませると、そこに“余白”があることに気づくかもしれません。 BOQUERIAは、そんな余白を大切にした場所です。

ACCESS & INFO
住所
ご予約
営業時間
月 – 火
定休日
・4名以上の事前予約は営業します